LED電球の寿命について
蛍光灯に比べ消費電力も少なく長期間使用できることが特徴のLED電球ですが、「購入して1年も経たずに切れてしまった」という声も少なくありません。LED電球の寿命は約4万時間といわれ、蛍光灯の1万3,000時間よりもかなり長いとされています。年数にして約10年も持つと言われるLED電球はなぜ短命に終わってしまうのでしょうか?その原因はLED電球に使用されている部品や使用環境に原因があるようです。
LED電球は熱・湿気に弱い
LED電球は、発光部であるLED素子自体は熱に強いのですが、基板部のコンデンサーなどは熱を持ちやすく、湿気に弱くなっています。長時間の連続使用や湿気の多い場所での使用、照明器具との相性の善し悪しがLED電球の寿命を左右します。一口にLED電球と言っても、断熱材施工器具や密閉型器具対応のものと非対応のものが存在します。非対応のLED電球を密閉型器具で使用すると、空気中に熱を放出できず高温になり、部品の劣化や破損に繋がり、寿命を短くしてしまうのです。
LED電球を長持ちさせるコツ
LED電球は熱や湿気に弱いということを踏まえ、使わない時はこまめに電気を消して長時間の連続使用を避けることや、湿気の多い場所での使用を避ける、またはこまめに換気を行うことで部品の劣化を遅らせることができます。また、ダウンライトなどの断熱材施工器具や密閉型器具に対応するものなど、照明器具に合わせたLED電球を選ぶことが大切です。品質においても信頼できるメーカーのものを選べば、多少高価でもその分長く使用することができるでしょう。
導光板とも呼ばれるLEDライトパネルは、側面から光を取り込み拡散させて、表示面に均一に光を放出します。従来のように背面にLEDを入れる必要はありません。